1992-02-27 第123回国会 参議院 外交・総合安全保障に関する調査会 第3号
このうち、排煙脱炭パイロットプラントは、火力発電のボイラー排ガスに含まれ、地球温暖化の一つの原因とされている二酸化炭素を分離、回収するための実験施設でありまして、まだ小規模ではありますが、排ガスからの二酸化炭素回収率九〇%以上で、一日に二トン回収しているとのことであります。もっとも、回収コスト、回収した二酸化炭素の処分方法など、まだ克服すべき問題が多くあります。
このうち、排煙脱炭パイロットプラントは、火力発電のボイラー排ガスに含まれ、地球温暖化の一つの原因とされている二酸化炭素を分離、回収するための実験施設でありまして、まだ小規模ではありますが、排ガスからの二酸化炭素回収率九〇%以上で、一日に二トン回収しているとのことであります。もっとも、回収コスト、回収した二酸化炭素の処分方法など、まだ克服すべき問題が多くあります。
そして、この調査は全国の主要な紙パルプ工場立地地域を対象としておりまして、当庁が実施している調査項目及び検体数についてお話しいたしますと、工場排水について六十一工場、廃棄物処理場にかかわる浸出水、処理水及び周辺地下水について三施設、ボイラー排ガスについて二施設、工場周辺環境大気について三地域におきましてダイオキシンの濃度を測定することにしております。
といたしましては、燃焼法の改善によりまして発生そのものを抑制する方法と、それから出てまいりましたNOxを化学的な反応で吸収してしまう、ないしは分解してしまうという方法があるわけでございまするが、脱硝技術につきましては、現在、国初め各メーカーで開発中ではございますが、現在のところ、脱硝技術が一応確立したと言えるのは、ガス燃料を燃やしたときのような、かなりクリーンな排ガスについてだけでございまして、その他ボイラー排ガス
また、排ガス脱硫方式には乾式法と湿式法とがありますが、湿式法は排ガス温度の低下とガス中の水分増加のために、ボイラー排ガスの拡散が著しく阻害されますので、乾式法がすぐれた処理法であると考えます。現在乾式法の中で早期実用化の可能性のあるものとしては、活性酸化マンガン法、活性炭法、この二つが考えられておるのでございます。
○杉本参考人 活性炭によりますボイラー排ガスの脱硫に関しまして、ただいまお話がありましたことの技術的なことについて簡単に申し上げたいと思います。 お手元にお配りいたしました「ボイラ排ガスの活性炭による脱硫について」という印刷物によりまして申し上げたい思います。